足底筋膜炎とは、長時間の立位や歩行、ランニングなど足底に負担のかかる動作を過剰に繰り返すことで、足底腱膜に炎症が生じて、踵の内側から中央にかけて痛みます。また、足のアーチ構造を支える足底腱膜が炎症を起こして、小さな断裂を繰り返している状態で、かかとや足底が地面に着地した時に、足底が伸ばされて痛みを感じます。特徴的な傾向として、「起床時の歩き出しに足の裏に痛みがある」や「しばらく歩いていると痛みがなくなる」があります。原因は、運動によるオーバーユース(使いすぎ)をはじめ、長時間の歩行、不適切なシューズの使用、硬い路面でのトレーニング、足の筋力や柔軟性の低下、足の形の変形です。
なりやすい人は、陸上競技やサッカーなど踏み込む動作がある、硬いグラウンドやアスファルトの上で練習、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱の柔軟性が低下しているです。また、足の筋力が低下、体重が増えたや肥満やクッション性の低いシューズを使っている人も症状が出やすいです。
練習量をコントロールすることで、メニューを量より質に変えて炎症を起こしていたら休養を取ることが最善策になると思います。足の筋肉と柔軟性を高めることも必要で、足底やふくらはぎの筋肉のストレッチや練習を取り入れて、筋肉と柔軟性アップを目指していくことです。衝撃を吸収するクッション性のあるシューズを選び、扁平足やハイアーチなどに変形がある場合は、インソールの使用が効果的だと考えます。他にテーピングを使用することで、クッション性をサポートする効果があるため持ってない人は他の怪我の時にも役立つため購入してほしいと思います。早めに治療したい人は、体外衝撃波治療で、足底腱膜に照光することにより除痛が期待できるそうです。足底腱膜炎を発症してしまうと走りに影響が出るどころか日常生活にも支障をきたすので、シューズ選びや足の筋肉を鍛えておくことは大切だと思いました。次回はマスクをしながら走るのは何の効果があるのかについて紹介します。