初めてでも5キロや10キロならそこまで大きなトラブルもなく気持ちよく完走することができます。しかし、自分の力を試すためにハーフやフルマラソンに挑戦する人は、軽い気持ちだとトラブルに見舞われることになります。経験豊富なランナーでも、調子が悪く棄権してしまうこともあります。自分の力を過信していきなり長い距離を走ってもいい結果を出すことは難しいでしょう。
トラブルはいくつかあり、1つ目はレース途中に体に痛みが出ることで、「平気だから」と過信して痛みを我慢すると、無意識のうちに身体のバランスが崩れて、他の箇所に負担がかかり、新たな痛みが発生することです。また、膝の関節の痛みがひどい、足のマメが潰れてしまって激痛が走ってしまっている時は、レースを中断しないとさらに悪化させてしまいます。2つ目がパスタやラーメンなど炭水化物を摂取しようとする人がいますが、油分が多く当日胃もたれを起こしてしまうことです。腹痛を起こすこともあり食事だけではない可能性もありペースを落とすことです。3つ目が新しいシューズとウェアなどを使用して、足にマメができたり靴擦れを起こしてしまいます。4つ目が夏場と違い、気温が低いから大丈夫だろうと水分補給をしないと、気づいたころには脱水症状に陥っていることです。
トラブルを起きても対応できれば問題ないと思います。まず痛みが出てしまったら走るスピードを落として、フォームがどのくらい崩れているか確認でき、身体への負担が軽減され痛みも軽減されます。新しいもので出場したい時は、事前に使用し、自分に合っているかを確認してから着用することが必要になると思います。腹痛の症状が出たら、無理に走らずに休憩したりすると、長くても10~20分で治まることが多いです。レース中にある給水所では必ず水分を補給するように心がけることで、喉が乾いていなくても水分は摂取した方がいいですが、飲むのが嫌な場合は口に含むだけでも効果があります。もし大会で棄権したとしても、別の大会で力を発揮すればいいので、そこまで落ち込まずに切り替えることが重要でしょう。いきなりフルマラソンを走っても完走するのは難しいと思うので、5キロなど短い距離から出場してほしいです!次回は隙間時間で効率の良いトレーニングを行うについて紹介します。