最近の学生駅伝では前半からかなりのハイペースで入っているにもかかわらず後半は粘って新記録を出すことが増えてきました。前半飛ばすと後半落ちるから抑えようとしたところ思った以上にペースが遅く記録が出せなかったことありませんか?また、前半飛ばしたから後半失速してしまい最後の1キロは歩くスピードになってしまいます。調子が良くて途中まではカーブ、追い風と向かい風などの影響で思っていた通りのペースでもかなり消費してしまいフォームが崩れて平均ペースが落ちます。一定のペースで走れると前半で飛ばしたランナーを抜くことができ気持ちの面ではプラスに働きます。
前半飛ばしても後半維持するためには練習していくしかないと思います。練習からしてないことを大会で実践できるわけはなくキツイ思いをして乗り越えられて自信を付けていきます。その練習とは、閾値走とビルドアップを合わせたので、例えばキロ4分10秒でしているのを5キロまで続けて後半5キロは4分や3分50秒に上げていくことです。かなり負荷があるため月に1回するぐらいでも十分な効果を得られスピードとスタミナ両方を鍛えられます。ただ、ハーフ1時間半切りなど上級者のレベルになるため完走を目標にしている人は怪我する可能性があるためしなくていいです。
前半飛ばすことで、どこかで落ちるから抑えようとして出し切れなかったよりダメだったら改善する部分も見つけるチャンスと考えてほしいです。私は大会に出場した経験は多くありませんが、もう少し前半速く走れたあと感じることがあり後悔しているため力を出した方がいいと思いました。紹介した練習以外でもスピードを維持できることはあるため自分でメニューを考えて強化することが必要です。次回は食べているはずなのに体重が増加しない原因とはについて紹介します。